GTMのトリガーとは?意味や使い方を具体例をもとに解説

当記事では、GTM(Googleタグマネージャー)の「トリガー」について解説します。

トリガーをうまく使うことで、詳細な条件を指定した計測が可能になります。

ぜひ使いこなしていきましょう。

目次

\ 筆者情報 /

たくろー
くくのち管理人・SEOマニア
とある企業でインハウスSEO担当をしています。当サイト「くくのち」では、個人サイト規模でも活かせるWeb分析に関するナレッジをメモしています。記事内容でわからないことがありましたら、ぜひ気軽にお問い合わせください。できるだけお答えいたします。

GTMのトリガーとは

GTMのトリガーとは、タグを配信する(発火させる)条件を設定する機能です。

GTMで何かを計測するにあたり「いつ、どこで」計測するか決めるのがトリガーだと捉えておくと、わかりやすいかと思います。

例えばGA4を導入してサイト全体の数値を計測するためには、トリガーでは「All Pages」を指定して「いつでも、全ページで」計測してゆきます。

あるいは特定のリンクがクリックされた回数を計測したいときは「クリック – リンクのみ」のトリガーを指定して、トリガー有効化条件にリンクのURLを指定して計測します。

「タグ」や「変数」との違い

GTMの計測設定では「トリガー・タグ・変数」の3つがセットになります。

「いつ、どこで、何を、どのように」計測するのか決める必要があるのですが、それぞれ下記の役割を担います。

  • トリガー = 「いつ、どこで」
  • 変数 = 「何を」
  • タグ = 「どのように」

例えばアフィリエイトリンクのクリック数を計測したい場合、下記のような役割分担になります。

  • トリガー = 「クリックされたとき、全ページで」
  • 変数 = 「この条件のリンクだけ」
  • タグ = 「GA4イベントとして」

トリガーだけあっても意味はありませんので、変数やタグとうまく組み合わせることが大切です。

GTMのトリガーの使い方

ここでは、GTMのトリガータイプごとの使い方を解説していきます。

主にWebサイトの計測でよく使う、代表的な3つのトリガーについてまとめました。

ページビュートリガー

特定のページが読み込まれたときにタグを配信するトリガーが、ページビュートリガーです。

複数の種類があるのですが、細かな配信タイミングに違いがあります。

ページビュートリガーの種類
  • 初期化 = そのURLに辿り着いて、もっとも早い段階でタグを配信する
  • ページビュー = そのページの読み込みが始まった段階でタグを配信する
  • DOM Ready = ページが読み込まれてDOM(ドキュメントオブジェクトモデル)が解説できる段階になったらタグを配信する
  • ウィンドウの読み込み = すべての要素が完全に読み込まれた段階でタグを配信する
  • 「同意の初期化」は特殊な条件でしか使わないため割愛

状況に応じて使い分けたいところですが、一般的な計測では「ページビュー」で事足りることがほとんどです。

例えば当サイトにて、運営者情報(https://kukunochi.jp/aboutus/)のページが見られたタイミングをトリガーにして計測したい場合は、下記のような設定になります。

  • トリガーのタイプ = ページビュー
  • トリガーの発生場所 = 一部のページビュー
  • 条件 = [Page URL] [等しい] [https://kukunochi.jp/aboutus/]

これを「GA4イベント」のタグに設定して、例えば「運営者情報の閲覧」と名づけて配信すると、カスタムイベントとしてGA4に上がってきます。タグは下記のような設定になります。

もし特定のいくつかのURLに対して同じページビュートリガーを配信したい場合(or条件にしたい場合)は、「Page URL」として指定した箇所を、独自に用意した「変数」に置き換えて管理すれば対応できます。

クリックトリガー

特定のリンクや要素をクリックしたときにタグを配信するためのトリガーが、クリックトリガーです。

2種類のトリガーがありますので、状況により使い分けましょう。

クリックトリガーの種類
  • すべての要素 = どんなタイプのクリックでも計測できるトリガー
  • リンクのみ = リンクをクリックしたときのみ計測できるトリガー

例えばページ内ジャンプのボタンをトリガーにしたい場合や、アコーディオンボタンのクリック回数を測りたい場合などは「すべての要素」で計測します。URLのクリックをトリガーにするなら「リンクのみ」で対応しましょう。

例えば当サイトにて、Amazonのアフィリエイトリンクをクリックされた回数を計測したい場合、下記のような設定になります。

  • トリガーのタイプ = クリック – リンクのみ
  • タグの配信を待つ = 2000ミリ秒
  • 有効化条件 = [Page URL] [正規表現に一致] [.*]
  • 発生場所 = 一部のクリック
  • 発生条件 = [Click URL] [含む] [amzn.to]

これをGA4イベントのタグのトリガーとして配信すれば、GA4のカスタムイベントとして計測できるようになります。

なおクリックの条件指定をするには、クリックに関する「組み込み変数」を増やしておく必要があります。

「変数→設定」と進み、クリック関係の組み込み変数に一通りチェックをつけておくことで、リンクのURLやアンカーテキストなどを条件にできるようになります。

スクロール距離トリガー

GTMでは、ページのスクロール距離をトリガーにしてタグを配信することもできます。

縦方向と横方向のスクロールを設定できますが、一般的なWebサイトなら「縦方向」を使います。GA4では「90%」のスクロール距離が自動でscrollイベントで計測されますので、それ以外の距離を細かく計測したいときに便利です。

例えばサイト内の全ページで、50%以上スクロールされたタイミングをトリガーにするときは、下記のような設定になります。

ランディングページでユーザーが離脱しているポイントを分析するために計測したりと、さまざまな用途が考えられます。

GTMのトリガーをor条件で使う方法

そんなGTMのトリガーですが、基本的に「and条件」でしか設定できない仕様になっています。

  • and条件 = 複数の条件のうち、すべてを満たす場合
  • or条件 = 複数の条件のうち、いずれかを満たす場合

例えばいくつかのリンククリックをまとめて設定したい場合などは「or条件」を使いたくなります。そんなときは「ユーザー定義変数」を使うことで解決できます。

例えばAmazonリンクの「xxxxxx」「xxxxx2」「xxxxx3」を「or条件」でトリガー設定したい場合、下記のような設定になります。

ユーザー定義変数の設定例

トリガー設定例

タグ設定例

上記のような設定にすることで、変数で正規表現で指定したURLに連動する「出力」の名称で、GA4のイベントとしてクリック計測されるようになります。

一例として、参考にしてください。

GTMのトリガーをうまく活用しよう

GTMのトリガーを使いこなせると、アイデア次第で柔軟な計測ができるようになります。

今回ご紹介した他にも、例えばフォーム送信やYouTube動画の閲覧をトリガーにすることもできますし、カスタム変数を組み合わせればよりスマートに計測管理できます。

必要な数値を必要なだけ計測して、Webサイトの成果アップに繋げていきましょう。

GTMとGA4を活用して、ブログやWebサイトのアフィリエイトリンククリック数を効率よく計測したくありませんか?

変数とトリガー、タグを組み合わせたクリック計測設定は、学習に多くの時間がかかります。導入支援をさせていただく場合、1タグにつき5万円〜の価格設定になります。

今回はそんなクリック計測設定をリーズナブルに導入していただけるように、GTMの設定ファイルと運用マニュアルを配布販売しております。アフィリエイトリンクを主題にしていますが、基本的にどんなURLにでも流用可能です。

自力でGTMのクリック計測設定をするのが難しい方、挫折してしまった方は、ぜひ下記noteから購入をご検討ください。

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この記事を書いた人

とある企業でインハウスSEO担当をしています。個人サイト規模でも活かせるWeb分析に関するナレッジを、メモ代わりにお届けしています。

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