多摩美植樹地草抜き+植樹苗鉢分け レポート
posted on 2011/06/25

2011年6月18日、梅雨の合間の曇り空、戸外で仕事をするには丁度ほど良い気温でした。
たくさんの雨が降る日が続いた後、植物の世界はむせ返るような勢いで湧き立っておりました。

五月の植樹から早一ヶ月が経ち、周囲は夏草や蔓がいっぱいに生い茂り、蓬、スギナが大繁盛。

植樹した苗木は雨の恵みもあって、すくすく育っておりました。
「ひと月でこんなに大きくなるんだねー。」
自分たちで植えた苗木は、一面の緑の中でもより身近な生命体です。
時間をかけ、繰り返し触れ、思いを込めることが、特別な空間を生むのでしょうか。
名前もたくさん覚えて、知り合いに呼びかけるようです。

中には土地に合わなかったのか、立ち枯れてしまった苗木も2、3本……
残念だけど、また土に返って何かの形で生まれておいでね。
苗木を植えた場所は、藁敷き、縄掛けのおかげで、そんなに草は多くないのですが、
それでも放置すれば、まだ幼い苗木が埋もれてしまいます。
皆でせっせと草を抜いては、無駄なく肥料になるように、根を裏返し、藁の上に置いていきます。
今回は前回にもまして、昆虫や小さい生き物の世界の活発さが目立ちました。夏ですね。
蟻やミミズに加えて、ハサミムシ、アワフキムシ(の卵?)、ちびムカデ、トカゲくんなど出没。
八王子にある大学の周辺には、雉や狸、兎もいると、
研究所のH田さんから教えていただきました!
ああ、鳥の声も聞こえる。校内には、ヤマモモやグミや、
いろいろ木の実の姿も、あちこちに見つかるのです。

学食でのお昼をはさみ、
午後の鉢分けの人気者は、二匹のトカゲくん。「おおっ久しぶりに見た。」「かわいい。」「きれい。」
モリプロジェクトならではの、生き物好き反応ですね。
苗木ときのこの小宇宙も、評判がよろしかったようです。






数々の植樹を経験し、プロジェクトメンバーがコーチと仰ぐ、
F木さんから苗木の鉢分けのレクチャーを受けます。
ポットからそっとはずして、優しくばらし、小さいポットに一本ずつ、
根が充満するように適度な位置で、
上からふんわり土をかけて、2、3回とんとん軽く底を下に落とし、均質にポットの中を慣らします。

黙々と苗を鉢に分けていくメンバーたち。集中すると真面目な顔になります。

苗は一本一本違う姿をしています。芽の出る時期もそれぞれで、
隣と微妙にずらしてこの世に顔を出します。
モリPJが去年採集した種から出てきた新芽たち。すべてが愛らしく感じられます。
こんなにたくさんの命が、一体どこからやってくるのでしょうか。
「ドングリがまだくっついているのもあるよ。」「土がやわらかくて気持ちいい。」「この芽は何の木?」
手で触れて、言葉で触れて、空間を共有することで、
苗木たちと人間たちの世界は重なっていくようです。
600鉢くらいできたかな。

ここで水やりホース初登場です!隊長はご機嫌です。
一時は如雨露で真夏の往復水やり何十回を想像、心配していたメンバーも一安心。

苗たちも気持ちよさそうです。
これで夏の準備が整いました。皆さんお疲れ様でした! (植)
