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	<title>くくのち学舎</title>
	<link>http://kukunochi.jp</link>
	<description>これからの日本にほんとうに必要なことだけを集めた学校</description>
	<lastBuildDate>Wed, 16 May 2012 14:47:54 +0000</lastBuildDate>
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		<title>2012年春多摩美植樹祭―マウンド作り</title>
		<description>2012年5月12日（土）、翌週に控えた第３回植樹祭に向けての、マウンド作りを行いました。メンバーはモリプロジェクト関係者、そして進和学園の皆様と、総勢約30名。天気も快晴。最近はゲリラ豪雨や竜巻まで現れる不安定な天気が続いていたので、少々心配していたのですが、本番の植樹祭に向けて幸先良いスタートです。



まずは、昨年春、秋の２回にわたり植樹した木々の生育状況を確認。久しぶりに会う若木たちは、どれもすくすくと育っていました。



また、植樹時期が半年ずれるだけでずいぶんと大きさが違うことも確認。タブの木の、薄紅色の芽がひときわきれいでした。



一方、シラカシなど、少々生育の悪い木々もあり、心配な面も。最初の３年間は十分なケアが必要なので、これからの生育を願いながら、雑草取りです。



そして、来週の植樹予定地のマウンド作り。さっそく草むしりから始め、土起こしを行いました。



何気ない草の根が意外にも深く、抜き取るのに苦労したり、土起こしでは、巨大なミミズたちに次々と遭遇したりと、マウンド作り初参加のレポーターはいろいろな発見がありました。たくさんの大きなミミズが出てくるということは、それだけ土がいいということの証明。打ち込む鍬の感触も思いの他やわらかく、好条件のマウンドになりそう。19日の植樹祭でこの土地に出会う新たな苗木たちも、しっかりと根付いてくれそうです。

午後には、ほっこりと土起こしされたマウンドに、進和学園さん特製、生ごみからつくった肥料エコバクターを散布。



並行して翌週使用する荒縄も用意しました。



そして、植樹後のマルチング（苗木の成長をうながすためにワラをしくこと）に必要な竹ぐいを要所要所に打ち込んで、準備完了。



雑草だらけだった斜面が、見事なマウンドとして整備されました。傾斜地での作業は、運動不足の体にかなりこたえましたが、作業の成果を目の当たりにし、疲れも吹き飛びました。進和学園のみなさん、そして参加いただいたみなさん、お疲れ様でした。



作業終了後は、芸術人類学研究所でミーティング。来週の植樹祭の詳細確認や、福井県ニソの杜のビデオ鑑賞。そこに取材対応のお仕事で新所長の鶴岡先生がいらっしゃいました。一同緊張の面持ちで初のご挨拶。鶴岡先生からは「木は天と地をつなぐもの。太陽のエネルギーを頂くだけでなく、それをまた天に返していく。植樹はそんなミッションももっているのでは」というお言葉をいただき、一同、植樹に向けての気持ちを新たにいたしました。それでは、来週の好天と、植樹祭の成功を皆で祈りましょう！（ハシ） </description>
		<link>http://kukunochi.jp/project/mori-pj/moripj-report/2012%e5%b9%b4%e6%98%a5%e5%a4%9a%e6%91%a9%e7%be%8e%e6%a4%8d%e6%a8%b9%e7%a5%ad%e2%80%95%e3%83%9e%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%89%e4%bd%9c%e3%82%8a.html</link>
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	<item>
		<title>どんぐりハウスでの苗木作業　第1回レポート</title>
		<description>
苗をお嫁入りさせてからほぼひと月が経った2012年４月14日土曜日、苗木の整理をしに平塚の進和学園さんに伺いました。
モリプロジェクトのメンバーは前回の訪問（2011年７月23日）と同じようにＪＲ平塚駅と小田急・鶴巻温泉駅に分かれて朝10時に集合。進和学園さんの車で迎えに来ていただき、一路「どんぐりハウス」へと向かいました。少々お天気が悪かったのですが、300坪ものビニールハウスの中ですから大丈夫。「日が当たらないので、今日はかえって作業がしやすいですよ」と、今回の苗木の整理イベントを企画してくださった進和学園の出縄さんもおっしゃっていました。


その大きなハウスの中で、私たちの苗はとてもいい場所にすかーんと一列、贅沢に置いていただいていました。わあ、嬉しい。しかしどうも、整然とした他の列とは違う……。
「なんだかごちゃごちゃだー」


３月のお嫁入りの際、「迅速第一」でトラックに運び込んだ結果がこれ。そう、苗木の移動をする前に、樹種を確定して分類しておくべきだったのでした。植樹のとき、１平米２〜３本の苗を混植密植で「まじぇて」植えるためには、その前にきっちり苗木の樹種を整理しておくことが大切なのだと実感しました。
ということで今回の作業の目的は「樹種の確定と樹種ごとの取りまとめ」です。
 

まず、乾燥防止のマルチング代わりに土に被せていた枯葉を取り除き、雑草を抜くところからスタートしました。腐っていない枯葉は虫がわきやすいので撤去。小さなポットの小さな雑草も、苗の成長には邪魔になります。
取り除いた枯葉と雑草は腐葉土にするとのこと。さすが！　


ん？　なんだか同じ種類の草がたくさん生えている、とさくさく抜いていたら「それはヤマブキかも?！」の声が。多摩美の苗置き場の近くにあったヤマブキから種が飛んできたのかもしれません。「もうけー」とばかりに、あらたにひとつ、「ヤマブキ？」のトロ箱を作りました。
ここで早くもランチタイム。車に分乗して、「しんわルネッサンス」へとお昼をいただきに移動します。


この日のお昼は進和学園の就労支援施設のひとつ「サンメッセしんわ」で作られたパン。一人４つまで選べるのですが、あんまり種類が多く、どれも食べてみたくて、みんな迷う迷う。それぞれ具を贅沢に使った、とても美味しいパンでした。
平塚市内の「プチ・ブーケ」で買うことができるそうですよ。


１時間ほどの休憩のあと、創意工夫溢れる施設や、植樹後６年の進和学園の森をご案内いただいてから、ハウスでの作業に戻ります。

 
午後はまずポット苗やトロ箱にあらためてモミガラでマルチングしていきました。ある程度育っているものはいいのですが、まだ芽が出ていなかったり、出ていても小さかったりするものには、土の上にモミガラをかけていきます。そういえば植樹の時はワラでマルチングします。なるほど、マルチング用材はこういう「乾燥したもの」がいいのか〜。ひとつずつ学んでいきます。

 
ここまでの作業の中でも、名前がわかる苗にはネーム・プレートをつけていきましたが、さらに樹種の特定を進め、それを取りまとめていきます。「ツバキ」「シャリンバイ」「タブ」「イロハモミジ」「スダジイ」「これは？」「う〜ん、もう少し大きくならないとわかんないかな」と選別していく先輩を憧れの目で見つつ、「これとこれは同じだな」と神経衰弱ゲームをしている初心者がいたりするのんびり加減がモリPJらしさかもしれません。
 


最後に水はけをよくするため、苗の入ったトレーをすべて空のトレーに載せてかさ上げし、今回の作業はおしまいです。
進和学園さんの苗のようには行きませんが、最初に比べたらずいぶん整理されました。


植樹の技術はこうやって少しずつ、モリPJに流れ込んできています。進和学園さんでの次の作業は６月を予定しています。秋に蒔いた「2011年の種子（たね）」たちも芽を出していて、次に会うのが楽しみです。どうぞ気軽にご参加ください。

最後になりましたが、植樹シーズンを迎えご多忙中にもかかわらず、おおらかに温かく迎えてくださいました進和学園のみなさまに心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
和気藹々とした楽しい一日でした。 （ナ）
なお進和学園の就労支援施設については昨年のレポートで詳しくご報告していますので、ぜひご覧ください。


また進和学園では「いのちの森づくり友の会」として基金を集めていらして、主に、公共スペースの森林再生・緑化のための苗木代金及び植樹・育樹（除草）作業の費用に充てていらっしゃいます。皆さまのご協力をお願いいたします。 </description>
		<link>http://kukunochi.jp/project/mori-pj/moripj-report/%e3%81%a9%e3%82%93%e3%81%90%e3%82%8a%e3%83%8f%e3%82%a6%e3%82%b9%e3%81%a7%e3%81%ae%e8%8b%97%e6%9c%a8%e4%bd%9c%e6%a5%ad%e3%80%80%e7%ac%ac1%e5%9b%9e%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88.html</link>
			</item>
	<item>
		<title>春の多摩美植樹祭のお誘い</title>
		<description>2012年・春の多摩美植樹祭の日程が確定しました。
どなたでもご参加いただけるイベントです。ふるってご参加ください。ご参加いただける方は
kukunochimori@gmail.com
までご一報ください。


↑昨年秋の植樹祭の様子

多摩美術大学八王子キャンパス　アクセス
http://www.tamabi.ac.jp/access/

１．マウンドづくり（植樹地を掘り起こして土を軟らかくする作業）
5月12日（土）　雨天決行。
橋本駅9時30分発のバスに乗って、芸術人類学研究所に集合。
八王子駅などからの方も、10時前に研究所に到着できる時間におこしください。
芸術人類学研究所は多摩美術大学八王子キャンパス内、メディアセンター棟4Fにあります。
http://www.tamabi.ac.jp/prof/facilities/h_facility.htm
汚れてもいい服装と靴（長靴など）、雨模様の場合はぬれても大丈夫な格好をご用意ください。
（研究所で着替えはできます。）
持ち物：ゴム手袋か軍手、汗を拭くタオルか手ぬぐい、泥汚れを拭く布、など。
力仕事ですが、非力な方でもできる範囲で参加可能です。
午後までかかるかもしれませんが、午前中だけの参加もOKです。

2.　植樹祭
5月19日（土）　雨天決行。
１１時に多摩美術大学正門のバス停にご集合ください。
係が植樹地にご案内します。
（橋本駅10時50分発のバスにお乗りください。）
室内での着替えはできませんので、
あらかじめ汚れてもOKな服装と靴（長靴など）でおこしください。
持ち物：ゴム手袋か軍手、汗を拭くタオルか手ぬぐい、泥汚れを拭く布、など。
雨模様の場合はレインコートなどをご用意ください。

植樹地はきつい斜面です。滑りにくい靴をご用意ください。

植樹祭は午後1時くらいまでに終了予定。
引き続き芸術人類学研究所にて直会（なおらい＝打ち上げ会）を行います。
こちらにご参加希望の方は必ず、5月12日までにメールでお知らせください。
なお直会は参加費（軽食代）として500円頂戴いたします。

皆さまのご参加をお待ちしています。
kukunochimori@gmail.com </description>
		<link>http://kukunochi.jp/project/mori-pj/moripj-event/%e6%98%a5%e3%81%ae%e5%a4%9a%e6%91%a9%e7%be%8e%e6%a4%8d%e6%a8%b9%e7%a5%ad%e3%81%ae%e3%81%8a%e8%aa%98%e3%81%84.html</link>
			</item>
	<item>
		<title>苗木の嫁入り（引越し）レポート</title>
		<description> 

2012年3月17日小雨降る中、苗木たちがお嫁に行きました。

平塚の進和学園さんの苗木ハウスに引越しさせていただいたのです。これから苗木の普段の世話（主に水やり）をお願いすることになりました。この苗木たちを仲立ちに、今後モリプロジェクトメンバーは定期的に進和学園さんにお伺いして、株分け、種子採集、種まきなどを行い、植樹活動における協働の形を探っていきます。

苗木は（あたりまえですが）生きて育っているのだから、土が乾かないように夏場はとりわけ、他の季節も日々の水やり配慮が欠かせません。社会人メンバーと学内のメンバーがバランスをとりつつ持続可能な、苗木の世話をする方法が他にないものかと、プロジェクト内では常々話題になっていました。今回進和さんにご相談したところ、太っ腹の助け舟を出してくださったのです。　

昨年の植樹祭開催当初から、苗木提供、植樹方法指南、人手補助など、進和学園さんはモリプロジェクトの師匠かつ強力な後ろ盾として惜しみなく援助してくださいました。今回もトラックで苗木を迎えに来てくださったうえに、学園の育苗ハウスの一角にモリプロジェクト用の場所を設けてくださるという多大なご厚意をいただきました。メンバー一同心より感謝申し上げます。

 
さて、当日は午前中に集合。まずポットトレーのごみなどを軽く払って、トラックに積みやすい場所まで移動します。





芸術人類学研究所のベランダ用に一部を取り置いた後、ポットがぎっしり並んでいた苗木置き場跡をすっかりきれいに掃除しました。





あんなにたくさん苗木があったんだ。この細い道の土を踏みしめて、皆で株分けしたポットトレーを運んだ。ホース取り付けで一騒ぎしたよね。夏には汗をたらたら流して水やりをした。去年は暑かったよなあなどと、思い出の多い場所。絵画棟横の通路は何事も無かったかのように元通りです。

さて、この場所でメンバーたちが共有した記憶は、果たして未来のモリにどんな形で繋がるでしょうか。なにはともあれ、ここで育った苗木はこれからも成長し続け、現実の中にぐんぐん生命の領域を広げていきます。私たちが目指しているモリの形のおおもとは、モリが生まれる前からすでにこの世に存在し変化し続けているということでしょうか。
考えてみれば不思議なことこのうえありませんね。

 

研究所で昼食をとり、午後は進和学園さんのトラックを迎えて苗木の積み荷作業です。トレーやネットに入れて次々に運びます。先達は熟練の技。年季の違いが出るところです。黙々と作業に励むメンバーたち。完了。達者でねー。すぐに会いに行くからねー。



泥で汚れたピロティーをせっせとお掃除。完璧終了です。ぴかぴかです。



短いミーティングの後、うっかりバスを逃してしまいました。「歩こうか。」
苗木嫁入りの余韻を胸に抱き、これからのことなどあれこれ話しながら
皆で橋本駅まで歩きました。

みなさま、お疲れ様でした。（植）

 </description>
		<link>http://kukunochi.jp/project/mori-pj/moripj-report/%e8%8b%97%e6%9c%a8%e3%81%ae%e5%ab%81%e5%85%a5%e3%82%8a%ef%bc%88%e5%bc%95%e8%b6%8a%e3%81%97%ef%bc%89%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88.html</link>
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	<item>
		<title>サイト復旧のお知らせ</title>
		<description>長らくお待たせいたしましたが、くくのち学舎のサイトの消えてしまっていた昨年1年分の投稿内容を復旧いたしました。最近このサイトの存在をお知りいただいた方、ぜひご覧くださいませ。 </description>
		<link>http://kukunochi.jp/news/%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e5%be%a9%e6%97%a7%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b.html</link>
			</item>
	<item>
		<title>モリプロジェクト　苗木の引っ越し</title>
		<description>
 
多摩美術大学八王子キャンパス内のモリプロジェクト苗木置き場の様子

くくのちのモリプロジェクトではこれまで多摩美の八王子キャンパス内にてドングリなど木の実から苗木を育ててきたのですが、このたび、平塚の進和学園の「どんぐりハウス」内に「モリプロジェクトコーナー」を設けていただき、そちらに苗木をお預かりいただくことになりました。
つきましては3月17日（土）に苗木の引っ越し作業をいたします。多摩美にずらっと苗木の並んだ壮観をご覧いただけるのはこの日が最後のチャンスとなりますので、ふるってご参加ください。
今後は株分けや種まきなどの作業は進和さんにお伺いしてすることとなります。アクセス所要時間は多摩美とあまり変わりませんし、とても気持ちの良い素敵なところです。

【開催要領】
3月17日（土）　午前10時から作業を始めます。
橋本駅9時30分発のバスにのって、芸術人類学研究所に集合してください。
（八王子駅からですと春休み期間中で休日ダイヤなので、毎時15分しかバスがありません。）
午前中は5月の植樹祭用に残す苗の選定などの作業、苗木置き場の整理・掃除などを行います。
昼食をはさんで、13時30分頃に進和学園さんがトラックで苗木を引き取りにいらして下さいます。
片付け後はミーティングなどを行います（参加自由）。
持ち物：昼食、ゴム手袋、汚れてもいい服装と靴（多少ぬれても大丈夫なもの）、防寒具（ホカロンなど）、ぼろ布など。
苗木を少し自宅に持ち帰って育ててみたい方は、ビニール袋もお持ち下さい。
雨天決行ですので雨模様の場合は雨合羽などご持参下さい。
ご参加いただける方は　kukunochimori@gmail.com　までご一報ください。

[caption id="attachment_1755" align="alignnone" width="640" caption="平塚の進和学園さん、どんぐりハウス"][/caption] </description>
		<link>http://kukunochi.jp/news/event/%e3%83%a2%e3%83%aa%e3%83%97%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%82%a7%e3%82%af%e3%83%88%e3%80%80%e8%8b%97%e6%9c%a8%e3%81%ae%e5%bc%95%e3%81%a3%e8%b6%8a%e3%81%97.html</link>
			</item>
	<item>
		<title>「モリのフォークロア」第二回講座レポート(2012/1/28)</title>
		<description>平井芽阿里さんの講義後編、今回は「御嶽（ウタキ）」と「共同体」に焦点を当ててお話をしていただきました。



「御嶽」と一口に言っても、その存在は多種多様です。例えば場所一つとっても、木々が生い茂るところもあれば、何も無く中がそのまま見えるところもあり、祠とか鳥居があるところ、お寺のような建物が建っているところもあります。社寺と大きく違うのは、御嶽の中へは一般の人は入れないという点です。御嶽は神役と呼ばれる女性たちが神事を行う度に掃除をして清め、守り、祈り込めを重ねてきた神様の領域なのです。

平井さんは沖縄宮古島の高校に16歳で転入し、地元の方たちに受け入れられています。大学時代から10年間調査を続けておられますが、今でも調査の前には必ずお供え物（線香、酒、塩、米）を神役に渡してこれから行うことを神様に報告なさっているとのことです。御嶽の祭祀は同じ呼び名であっても地区によって微妙に変化し形式や内容が多様化しているので、お話の中の具体的な例は、平井さんが研究されている西原地区固有の特徴です。



西原は1874年に分村、人口1015名（2009年現在）、農業と沿岸漁業が主な生計手段です。沖縄本島などでは一つの村に一つの御嶽があることが多いですが、宮古諸島では一つの村に複数の御嶽が存在し、西原では家々を囲むような配置になっています。西原には46歳から10年間、1年間に45回以上も村の祭祀を行う、神様に仕える女性神役の存在があります。神役が所属する組織を「ナナムイ」と言います。この役を務める女性は行事のときだけでなく、日常生活にも行動規制が加わるので家族や親類、周囲の助けがないと10年間務めるのはとても難しいのです。御嶽の研究の多くは主に女性に焦点が当たっていますが、今回平井さんは子供たちや男性たち、地域共同体の立場から見た御嶽への関わりを中心にお話をしてくださいました。丸印（○）の言葉の後は説明です。二重丸（◎）の箇所は、神役女性以外に、西原に住む人々の御嶽との関わりがよく現れているところです。

○　ユー
豊穣、繁栄、幸、満ち足りた状態のこと。神様と人間世界をつなぎ合わせるように、神役が手で招くしぐさ（あおぎいれるような、神に祈るしぐさ）をする。

○　ユークイ
ユーを招くための儀礼や神事。西原ではユークイの日には神がちょっと長めに滞在する。神へのお供えには神からもたらされたユーがこもっている。

◎  お供えのお菓子を子供たちはもらうので、幼い子は御嶽のことを、「お菓子が一杯あるお店」のように認識していたりする。

◎  大人は引き戸を少し開けてタバコなど依り代として置いておき、ユーをもたらしてもらう。後日ちょっとくわえてユーを体に取り入れるなど、目には見えないが日常の生活に身近な存在である。

○   男性神役
男性は基本的に御嶽には入ってはいけない。参加する神事も、年に50回近くある女性と違い６回しかないが、そのうちミャークヅツという豊年や大漁を祈願する祭は、男性の神役が中心となって執り行われる。神役は何重にも境界線がある御嶽の入り口で規律を守り、長時間酒盛りをする。

◎  男性神役は　50歳から7年間だけの参加。年功序列の縦社会構成で最年少の神役はひたすら酒を注ぐなど厳しく規律があり、先輩から作法を学ぶ。儀式に参加することは神にかかわり、西原の男になるという両面の意味がある。

○　マスムイ
ミャークヅツの神事で、生まれた子供を御嶽の神様（ノートを持っている帳簿の神様）に（主に祖父母や両親が）挨拶報告をして名前や住所を登録する儀式。新生児の報告がすべて終わったら、男性神役たちは最高指導者である女性神役、ウーンマに神様との取り次ぎを頼みに行き、ウーンマの家でご馳走になり、幼子が生まれた挨拶をする。神歌（神様の神聖な歌）を聴き、最後はみんなで踊る。 

◎　西原に生まれ育った人はみな（県外にいても）、意識しなくても御嶽の神に登録される。また　ナーヌス《御嶽の神、若くして亡くなった人、病気で亡くなった先祖などのうちから自分の守護神が決まる》によっていつも守られている。

○　生徒願い
生徒と教職員の健康安全を祈願する、年2回の行事。卵を持ち寄って子供の数だけ供え、ゆでて子供に食べさせるなど。学校側からもお供えを出したりする。授業ではなく、自然な子供たちの祈りが行われる。

◎  神役には子供たちにとって身近な近所のおばさんがなっており、その人々が祈るのを見ているので、御嶽に入ってはいけないということも体験として学ぶ。また、地域安全マップにも御嶽の場所が記入され、立ち入ってはならない場所、いつも神様に見守られているという地域の認識が子供たちにも伝わっている。



このように生まれてから死ぬまで、西原の人々の生活にはいつも御嶽がかかわっています。沖縄には、父の胡坐のうえに子供が安心して座っているような状態を表す「クサティ（腰当て）」という言葉がありますが、御嶽にはこの「クサティ」、精神的安定をもたらす共同体の構造が大きく重なっているようです。ウーンマというナナムイ最高位の神役の日常の行動に厳しい規制があるのは「島全体の運を担う」という暗黙の了解があるということです。御嶽は「村を抱き」人々は「村に抱かれ」生活をしているのです。



しかし、変化はここにも訪れています。ナナムイには今まで毎年最低でも3名以上の女性神役の加入が必要でしたが、現在は加入者が激減しており、これからどうするか大きな課題になっています。

＊＊＊＊＊

講座後の質疑も活発でした。以下は主な平井さんの説明です。

＊  地域により、個人の感覚により、御嶽の神様がどこにいるか、どんな姿をしているかなどの受け取りは様々で、分類ができないくらい豊かである。

＊  先祖への信仰と御嶽の神は別のもの。

＊  神々には祈願中は何を話してもよい。人生相談のように神に語る。

＊  人生の節目の行事で（神仏に）祈りたいという根本の感覚は、日本のほかの地域と同じものではないかと思われる。

打ち上げの会で

＊  御嶽と似たような場、共同体の仕組みを持つ森や森への信仰は全国にある。

＊  これからの森とコミュニティとの関わりを、今までとどう違うのかという視点で考えてみるのもよいのではないか。

モリと人の関わりは根源的でありながら（それゆえに）、なかなか捉えがたい部分があります。キックオフに始まり3回の講座で、平井さんは様々なヒントをモリＰＪに与えてくださいました。ＰＪ一同心より感謝申し上げます。今後の展開でもまたアドバイスをいただく機会も多いことと思います。どうぞよろしくお願いいたします。（植） </description>
		<link>http://kukunochi.jp/journal/class_report/%e3%80%8c%e3%83%a2%e3%83%aa%e3%81%ae%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%82%af%e3%83%ad%e3%82%a2%e3%80%8d%e7%ac%ac%e4%ba%8c%e5%9b%9e%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%882012128.html</link>
			</item>
	<item>
		<title>【サイト復旧中のお知らせ】昨年1月から今年初頭までのデータをご覧いただけなくなっています。</title>
		<description>サーバートラブルのため、現在昨年1月3日から今年初頭までのデータの多くが見られなくなっています。その間も、くくのち学舎では様々な活動をしておりました。少しずつ復旧を進めておりますが、少々お待ちください。完全復旧しましたらTwitterでお知らせいたしますので、ぜひフォローをお願いいたします。 </description>
		<link>http://kukunochi.jp/news/%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%83%88%e5%be%a9%e6%97%a7%e4%b8%ad%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b.html</link>
			</item>
	<item>
		<title>【講座案内】モリのフォークロア　第2回　〜沖縄の御嶽に学ぶモリ作り〜</title>
		<description>一昨年の「ナナムイの神々と聖なる森」では、御嶽について、そして御嶽で執りおこなわれる祭祀、森を聖地たらしめるものとは何かについてお話していただきまました。

そして、前回の講座では日本各地の森を事例に森の原点とは何かを探ってきました。

今回も平井芽阿里さんを講師にお招きして、平井さんのホームグランドである宮古島西原の御嶽と共同体（祭祀をおこなう女性のみではなく、男性、子供を含めた）の関係性にさらに焦点を絞り探求していきます。

これまで主に女性たちによって守られてきた御嶽の思想は、21世紀という現代においてなお重要なメッセージを発信しています。それを学問という枠の中にしまうのではなく、現代において、御嶽と共同体の関係性とはどのようなものなのか、何が変化し、何が普遍なのかを見つめていきます。今現在の御嶽と共同体の関係性を参考にしながら、震災後を生きる私たちにとって必要なモリ作りとはどういうものなのかを提案していきます。

講師：平井 芽阿里

日時：1月28日(土)17:30-19:00

お申し込みは：

http://kukunochi.jp/class/ </description>
		<link>http://kukunochi.jp/news/%e3%80%90%e8%ac%9b%e5%ba%a7%e6%a1%88%e5%86%85%e3%80%91%e3%83%a2%e3%83%aa%e3%81%ae%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%82%af%e3%83%ad%e3%82%a2%e3%80%80%e7%ac%ac2%e5%9b%9e%e3%80%80%e3%80%9c%e6%b2%96%e7%b8%84.html</link>
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	<item>
		<title>「モリのフォークロア」第二回</title>
		<description>一昨年の「ナナムイの神々と聖なる森」では、御嶽について、そして御嶽で執りおこなわれる祭祀、森を聖地たらしめるものとは何かについてお話していただきまました。

そして、前回の講座では日本各地の森を事例に森の原点とは何かを探ってきました。

今回も平井芽阿里さんを講師にお招きして、平井さんのホームグランドである宮古島西原の御嶽と共同体（祭祀をおこなう女性のみではなく、男性、子供を含めた）の関係性にさらに焦点を絞り探求していきます。

これまで主に女性たちによって守られてきた御嶽の思想は、21世紀という現代においてなお重要なメッセージを発信しています。それを学問という枠の中にしまうのではなく、現代において、御嶽と共同体の関係性とはどのようなものなのか、何が変化し、何が普遍なのかを見つめていきます。今現在の御嶽と共同体の関係性を参考にしながら、震災後を生きる私たちにとって必要なモリ作りとはどういうものなのかを提案していきます。 </description>
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