イベントレポート

イベントレポート

くくのち山講プロジェクト(12/18)・ミーティング報告

posted on 2010/12/25

2010年12月18日、晴天。

「そろそろ冬至ですよね?」

思わず口走りそうな陽気の土曜日、くくのち山講プロジェクト・キックオフミーティングが開催されました!パオパァ~♪(←法螺貝の音色)

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記念すべき第一回目とあって若干上がり気味??な成瀬隊長と和気あいあいとした参加メンバーの皆さん。真剣にメモをとったり深く肯いたりと、これから生まれる「講」へのワクワクが教室を駆け巡る!くくのち山講プロジェクトの概要をお伝えするやいなや、鋭い質問や熱いコメントがひゅんひゅんと飛び交いました。

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↑ 山講プロジェクトへの思いを熱く語る成瀬隊長

「講」って、古くからある社会のしくみの一つ。それが伝えてきたのは、まさに“これからの日本に必要な”「知恵」だと思うんです。血のつながりや地域の縁がないにも関わらず、サークルのごとく月1で集まろうとしている私たち。神仏習合、聖地修復、山に学ぶ宗教感覚etc…大切でも難しいキーワードは後回し。優先させるべきは身体がナットクするかどうか。ここから何が生まれてくるでしょう?産声をあげたばかりの「千山講(くくのち山講プロジェクトの講名です)」、みんなの愛で、育んでいきたい!

キックオフミーティングのあとはそのまま交流会&忘年会に!パオパァ~♪←法螺貝の音色)

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テーブルに並んださまざまな料理、お酒を楽しみながら大いに盛り上がる面々!

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↑(さ)さん、太巻き、ありがとう、おいしかったです!

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↑こちらは、金沢の「へしこ」を切り分けている図、日本酒と合いますね

およそ40人、一見何のつながりもなさそうなメンバーの皆さんですが、どこかで山とつながっているから不思議!時間とともに場もあたたまり、すごくいい雰囲気でした。あっという間に円も竹縄。山に登ることと、そこに日本人が培ってきたことを、窓口広く、敷居も低く、もう一度見直していこう。くくのち山講プロジェクトはとてもいい感じでキックオフできました。柔軟な感性とゆるいネットワークを武器に、「山と人のよりよい関係」に向けて動き出しますよ~。乞うご期待!!!

パオパァ~♪(←法螺貝の音色)

(さ)

くくのちふゆまつりレポート(3)

posted on 2010/03/19

すっかり間があいてしまいました。
くくのちふゆまつりレポート最終回は、ふゆまつりの最後に行われた舞踏公演のレポートです。

第一回目、二回目はこちら。
くくのちふゆまつりレポート(1)
くくのちふゆまつりレポート(2)

日が暮れて、暖房設備のない会場はかなり冷え込みましたが、それにも関わらず多くの人がご来場くださいました。
舞踏公演は2つ行われました。
一つ目は、豪雪地帯にある山形県大蔵村を拠点に活動する舞踏家、森繁哉さん率いる南山座の「大道曲芸披露」。
森さんの開設した大蔵山〈すすき野シアター〉には、くくのちのスタッフも学生時代大変お世話になり、ゆかりの深い場所となっています。
南山座は森さん夫妻と、その子どもたちを中心とした家族技芸団。
今回の演目は、中世以来の日本芸能の始まりを現代に蘇らせようとする試みです。

暗くなった会場入口に、法螺貝を持った森さんを先頭にした南山座の面々が現れます。
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舞台に移動したあとは、映像でご覧ください。

南山座の公演終了後、休憩をはさんで、二つ目の演目、森繁哉+阿部利勝「踊る農業・ダンス披露」。
阿部さんも山形県大蔵村を拠点に、農業と舞踏を追求しています。森さんと同じく、くくのちと縁の深い方です。
今回の公演では農業の始まりと芸能の始まりを踊ります。

最後に中沢舎長の講評があり、長かったおまつりが終了しました。
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これでレポートも終了です。

今回の反省点を活かし、今後、より楽しいイベントを企画していきます。
その際はまたこのサイト上でも告知しますので、みなさま是非ご参加ください!

くくのちふゆまつりレポート(2)

posted on 2010/01/08

くくのちふゆまつりレポート、第二回目はブース出展とくくのち市”カタラッソマーケット”のレポートです。

第一回目はこちら。
くくのちふゆまつりレポート(1)

まずはくくのち市”カタラッソマーケット”から。
「モノとヒトの交換/コミュニケーション」をテーマに、物々交換と沈黙交易のワークショップを行いました。

沈黙交易テント

まだお金が誕生する前の、見知らぬ共同体のあいだで行われた沈黙交易を再現してみます。
会場のステージの上にあるテント。この中にひとりが自分の持ってきたモノを置いておきます。
次に入った人は、置いてあるモノと自分の持ってきたモノを、交換してもよいと思ったら交換してかわりに自分のモノを置き、そうでなかったらそのまま出てきます。
果たして自分の価値観に合ったモノが置いてあるのか、それとも思いもしなかったモノが置いてあるのか。原初の交易を体験しました。

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物々交換マーケット

こちらもお金を介さないモノの交換ですが、対面でのコミュニケーションを介した交換です。複数の参加者が輪になって、モノの由来や想いを説明したり交渉をして、交渉が成立したらモノを交換します。靴やお皿などが交換されました。

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スークブース

下北沢の古書店+カフェ+インフォショップ 気流舎による、くくのち向けにセレクトしていただいた古書販売。
定価や値札をつけずに、お客さんと店主がコミュニケーションをとりながら値段を決めていく、イスラム圏のマーケット”スーク”にならい、あえて価格をつけないで交渉による販売を行っていただきました。

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次はブース出展の紹介です。

夕方の舞踏公演にも出演した阿部利勝さんがつくる山形のお米、としかつ父ちゃんの庄もない米

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「都会に住みながら農業をする」というテーマを掲げて、くくのち学舎有志が八王子で行っている”恩方畑チーム”のブース。豆の販売と、豆を使ったおやき、くくのちに関連する各地の地酒の販売。会場は寒かったので、みなさん地酒で体を温めていました。

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「生まれ変わる山伏」を発表した成瀬さんも参加している、「新しい山伏」をテーマに活動するカラコルのブース。ほら貝やカラフルな布ぞうりの販売など。

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くくのち学舎中沢新一舎長が所長をつとめる多摩美術大学の研究所、芸術人類学研究所(IAA)。会報やその他関連書籍の販売など。

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鼓童文化財団による、佐渡島小木町の伝統技術の紹介と販売。

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くくのちの地域講座シリーズにもご協力いただいた、民藝思想の故郷の一つでもあり、”21世紀にほんとうに必要な”ものだとくくのちが考える”土徳”の
思想を育んだ、南砺富山県南砺市有志による米菓子の販売。

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滋賀県高島市の丘の上で、お客様が自分でお米をとぎ、火を起こして竈(かまど)でご飯を炊くレストラン、ソラノネ食堂によるコーヒーの販売。

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いつもお世話になっている、会場の四谷ひろばにあるCCAA(NPO市民の芸術活動推進委員会)。関連書籍や、陶器の作品の販売。

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ステージエリアで発表もしていただいた、映画「ミツバチの羽音と地球の回転」制作プロジェクト。

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くくのち学舎も大好きな(そして尊敬している)クマと森のための活動をしてらっしゃる日本熊森協会関東支部。

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金沢にある、九谷の伝統の技術を伝える窯元さん、泰山堂

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馬喰町Art+Eatによる、スープとパン、みかんの販売。馬喰町Art+Eatにはトークショウに出演された井藤さんの家具が展示され、また馬喰町バンドも活躍しています。

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涼音堂茶舖+鳴子温泉でっぺクラブ好日館。「東京・吉祥寺と京都を拠点に「電子文化の茶と禅」をコンセプトに活動する電子音楽レーベル」こと涼音堂茶舖さんと、共に活動してらっしゃる鳴子温泉でっぺクラブ好日館さんのブース。

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くくのちのキノコ講座にご協力いただいた、「都会のキノコ」チーム。1月9日に講座「都会のキノコ3」を開講します。

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オーガニックスタイルのサンドイッチとビオワインの販売、キッチンわたりがらす

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多摩美の卒業生である、アーティスト中野真紀子さんのブース。

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次回は最後に行われた、舞踏公演のレポートです。
くくのちふゆまつりレポート(3)

くくのちふゆまつりレポート(1)

posted on 2010/01/07

2009年12月23日、くくのちふゆまつりが開催されました。
くくのち学舎のはじめての大規模なイベントのため、事前の告知不足や会場の寒さなど、つたない運営でご迷惑をおかけしてしまった方も多くいらっしゃると思いますが、みなさんのご協力のおかげで、予想以上に盛り上がったイベントとなりました。

ご来場いただいたみなさま、 寒い中お越しいただき、ほんとうにありがとうございました!

ふゆまつりのレポートは3回に分けてお伝えする予定です。
初回はステージエリアのレポートです。

会場の四谷ひろば講堂(旧四谷第四小学校跡)

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少し押して11:30に音楽家 / 神楽・伝承音楽研究家の三上敏視さんによる”神歌”からスタート。祭りを祝う歌と太鼓の演奏です。
三上さんは細野晴臣さんのバンドなどでも活躍中。

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その後は、丹治健太さんから、八王子市恩方のくくのち畑実験報告

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羽黒にて山伏の新しい展開を実践中の成瀬正憲さんの発表「生まれ変わる山伏」。1月にはくくのち学舎で「里山伏入門編」、「里山伏実践編」の2講座が行われます。

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映画「ミツバチの羽音と地球の回転」制作プロジェクトの活動報告。

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井藤昌志さん(家具作家)と石倉敏明さん(多摩美術大学芸術人類学研究所)によるトーク「手仕事とブリコラージュ ー新しい民藝に向けて」。廃品や使われていない材をブリコラージュして新しい家具を作り出す井藤さんの制作の真髄に、くくのち学舎神話講座でも活躍中の石倉敏明さんが迫ります。

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井藤さんの家具は会場にも展示されました。

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再び、三上敏視さんによる”神歌”
お昼を過ぎ、会場も人が増えてきました。

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馬喰町ART+EATを中心に活躍中の”馬喰町バンド“の演奏

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川瀬慈さん(映像人類学)撮影のエチオピア門付け芸能者の記録「ラリベロッチ-終わりなき祝福を生きる- 」と、「ゴンダール柔術発表会」の上映。

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途中、川瀬監督と石倉敏明さんによる解説トークが挟まれます。

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八王子の田んぼで一緒に作業をしている、バンド”アラゲホンジ“の演奏。日本の土着の感性がつくる新しいバンドサウンドが四谷の体育館に響きます。

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最後に佐渡島小木町の鼓童文化財団の発表がありました。

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次はブース出展とくくのち市”カタラッソマーケット”についてお伝えします。
くくのちふゆまつりレポート(2)

くくのち学舎キックオフイベント『これからの日本にほんとうに必要なもの』レポート

posted on 2009/07/10

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去る7月5日日曜日、旧四谷第三小学校跡地、四谷ひろば講堂にて、くくのち学舎のキックオフイベント、『これからの日本にほんとうに必要なもの』が行われました。

神戸女学院大学の内田樹さんと、多摩美術大学芸術人類学研究所所長・くくのち学舎舎長中沢新一さんによる公けの場での初対談ということもあって、会場には抽選を通った350人以上のお客様が集まり、大盛況となりました。

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お二人はともに1950年生まれ、1970年に東京大学に入学、現在は日本の思想界において近しい関心と問題意識を持ちながら活躍中、と多くの共通点がありながら、なぜかこれまで一度も会う機会がありませんでしたが、ついに初対談が実現。

まず前半はお二人の思想界へのデビューについてのお話。比較的デビューの早かった中沢さんと、子育てを経てデビューした内田さんの現在の活躍、引退後の予定についてまで、これまでのふたりの軌跡について。

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それからいよいよ本題、くくのち学舎のテーマの一つでもある、「いまの日本にほんとうに必要なもの」。農業のお話から、現在の資本主義、労働と交換、贈与、構造主義についてなど、話題は広がります。レヴィナスと人類学という異なるフィールドで活躍するお二人ですが、芯のところで共鳴する部分を確認、ここでひとまず休憩です。

後半は、いきなり飛んで霊についてのお話に。

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UFOから「精神現象学」まで、現代の日本で不当な扱いを受ける「霊」を見直そうというところで、おひらきの時間になりました。
次回は、中沢さんが内田さんのホームグラウンドである神戸女学院大学に出向いて、関西で第二段の対談をしましょう、という約束をして、無事終了。

空調の無い元小学校の講堂で行われたこともあって、会場は少々気温が高かったのですが、それよりも参加していただいたお客さまの熱気で、とても熱い会になったようにおいもいます。くくのち学舎として、たいへん幸先のよいスタートを切る事ができました。ご来場頂いたお客さま、ありがとうございました。

*内田さんも、ブログで対談のことを書いてくださいました。
「中沢新一さんとトークセッション」(内田樹の研究室)
http://blog.tatsuru.com/2009/07/06_1014.php

*抽選に洩れて残念ながらご来場頂けなかった方、会場の都合もあり、申し訳ありませんでした。今後は、参加を希望される方が多数の場合、もう少し大きめの会場を借りるなどの対応を検討しています。

*抽選結果が届かなかった方、大変申し訳ありませんでした。今後このようなことが無い様に、連絡方法等を全面的に見直しいたしました。何卒ご容赦くださいませ。