くくのちについて

posted on 2009/06/03

くくのち学舎は、「これからの日本にほんとうに必要なものだけを集めた」新しい学校です。

20世紀までに出来上がったやりかたの賞味期限は切れているはずなのに、
戦争や経済システムの破たん、社会のほころびなどが続いて、
同じフィールドを巡っているような2009年。

でもじつは、借りもの競争に徒競争、パン食い競争の時代はさっそーと過ぎ去ってフレッシュな時、それが2009年だと思うのです。

借りものではない自分たちの生活、愛のある人づき合い、意味のある労働、動物や植物への思いやり、そして自立した社会を、
自分たちの手と足と腰と頭で「つくる」ことがいま、あらためて大切なのだとくくのちは考えました。

“くくのち”は日本列島に古くからいる木の神様、スピリットです。
ここ数百年、住みづらかった世間から隠れて後ろの方にいましたが、最近になってまたむくむくと動きはじめた様子。

くくのちは、はるか昔の人たちと同じ気持ちで山を駆け回ったり、
庭や軒先の三色スミレに話しかけたり、
散歩してる犬に「オッス。おかわりなく。」と挨拶をしたり、
西のほうに面白いお祭りが残っていたら仕事を休んで参加したり、
東のほうにいるドン百姓の友人とお酒を飲み交わして言い争いをしたり、
腹の立つことがあれば、「なにくそ!」と傍らの石を人のいない方角にぶん投げてみたり、
水と食料とエネルギーをどうにかして自分たちで生産できないかと実験をしたり、
やきそばパンと苺大福の美味しさを外国人におせっかいに説きまわったり、
高層ビルには登らないぞと固く心に決めたりする人たちの集まりを夢想します。

道具はそんなにいりません。
わたしたちの手持ちのカードを再点検して、 これからの日本人に本当に必要なものを掘り起こし、自作したり磨き上げて、トントンと鍛えなおしていきましょう。
そしていろいろな人に会って、いろいろな場所にいきましょう。

四谷の校舎で(他の場所でも近いうちに)お会いできるのを楽しみにしています。